2014年5月19日月曜日

首尾一貫感覚(Sence of Coherence) に関する心理学的研究

本日のPPの会は以下の通り開催されました。
14名の方にご参加いただきました。

日時:2014年5月19日月曜日18時30分~
場所:聖路加看護大学5階(予定)
担当:藤里紘子さん(筑波大学)
テーマ:首尾一貫感覚(Sence of Coherence)
     に関する心理学的研究
内容
藤里さんが博士論文として取り組んだSOCの研究について
ご発表いただきました。
SOCとハーディネスの異同の検討、日常生活における機能、精神的健康への影響について、大学生や大学院生を対象とした調査結果を分析した結果などについてご発表いただきました。

ディスカッションでは
・SOCとハーディネスの違いをどう捉えるか?
・SOCから成長に至るプロセスはどのようになっているのか?
・どんな介入をしたらSOCが向上するのか?
・SOCの向上=成長と捉えることができるのではないか?
・成長とはどのような定義で捉えられるか?
・SOCを向上するには、動員できる資源に気づくことが大切ではないか?
 (どんな人たちが自分を支えてくれているか、力を借りられそうかを意識できることが大切では?)
などなどが話し合われました。
SOCの理解が深まるディスカッションでした。

また、共分散構造分析の結果を提示していただき
結果の解釈の仕方について、下位尺度による分析の追加について
などアドバイスもあり、私自身も大変勉強になりました。



ご参加の皆様ありがとうございました。


                                          (記録 大坂和可子)