2015年11月27日金曜日

妬みはいじめを助長するのか?

PPの会 開催報告

2015年11月25日(水)18:30~20:30
プレゼンター:宇都宮大学 澤田 匡人先生
テーマ:妬みはいじめを助長するのか?
内容:小中学生を対象とした、いじめと妬みに関する研究報告

9名の参加がありました。
発表は非線形プレゼンテーションで行われました。妬みがいじめにもたらす効果の検証や,高い自尊心がいじめのリスク要因となる可能性を示唆する報告など,非常に興味深い内容でした。


会の後の懇親会では、鳥料理とワインでさらにディスカッションが続きました。
ワインボトルがどんどん空いていく様子は壮観でしたね。





次回は1月下旬を予定しております。
次回のプレゼンターを大募集致しますので、皆様ご検討いただければと思います。

2015年10月1日木曜日

ある末期がん患者の死へのリアル -理論はどこまで通用するのか?-

9月28日(月)開催報告です。
12名の参加があり、初めて参加された方、お久しぶりの参加の方もいらっしゃいました。


ある末期がん患者の死へのリアル -理論はどこまで通用するのか?-というテーマで、河合薫さんにお話しいただきました。

ゴルフの大好きな80歳男性ががんと診断されてから、7か月に渡る治療経過の中で起こった想定外の連続・・・そして、メンタル回復のために行われた、ご本人らしさを支えるメンタル回復プログラムについて、ご解説いただきました。

・患者さんご本人だけでなく、ご家族も自分らしい生活を失わないために、毎日のルーティーンワークを続けることやご自身について語ってもらうことが効果的である。
・メンタルが落ち込みがちなときに既存尺度の測定では十分に評価ができないものがある。
・医療者のことばが患者さんやご家族に及ぼす影響の大きさ、などなど。

また、『いつまでも若々しくいるための10か条』では、健康的な生活習慣をはじめ、興味と好奇心を持つことや、おしゃれを忘れないことなどポジティブなコンテンツが盛りだくさんでした。

医療者/研究者にも、高齢家族をもつ方々にもたくさんのヒントがあったのでは、と感じております。


河合さん。ありがとうございました。
 


次回開催予定は、11月下旬を予定しております。詳細が決まりましたら、お知らせします。

開催日(9/28)はスーパームーンの日でした☆お願いごとができましたか・・・??        

2015年8月27日木曜日

次回PPの会のお知らせ

次回開催予定

日時:9月28日(月)18:30~
場所:聖路加国際大学 本館506室
プレゼンター:河合薫さん
テーマ:ある末期がん患者の死へのリアル -理論はどこまで通用するのか?-


大変興味深いテーマです。
皆様のご参加をお待ちしております。





2015年7月30日木曜日

Inner strength

日時:2015年7月30日(木)18時30分~

場所:聖路加国際大学5階506

放送大学戸ヶ里先生による論文 Inner strength — A theoretical analysis of salutogenic concepts. Int J of Nursing Studies (2010) の紹介でした。

resilience, sense of coherence, purpose in life, self‐transcendence, hardinesという5つの概念のコアにあるInner strengthのディメンジョンを探るというもの。5つの概念のQuestions, paradigmsとassumptions, 概念のattributes,それらが高い人が持つ特徴から、それらのコアには4つのディメンジョンConnectedness, Creativity, Firmness, Flexibilityがあるとした。


ディスカッションでは、次のような話が出ました。

4つのディメンジョンが導かれた根拠が、明確でない部分が気になった。例えば、Connectednessはsense of coherencのcomprehensiveness(把握可能性)ととても近いとしているが、看護へのImplicationのなかでConnectednessは患者の家族や友人とのつながりとなっていて、論理的な一貫性に疑問が見られた。

5つの概念から4つのコアを見つけたとあるが、概念の範囲としては拡大している感じがした。とくに、従来、self‐transcendenceがresilience, sense of coherenceと近いものとして語られることがほとんどなかったので、この概念を強く含んだInner strengthを強調したいという当初からの意図が感じられた。

論文には限界としてself-efficacyやstressとの関連を見ていないことが挙げられていたが、それはかなり重要な問題に思えた。stress copingとくにpositive copingやresourceの理論、またRyffのwell-being、masteryとの関連が記述されていない点で不全感が残るものであった。

ポジティブ心理学では、Human strengthという言葉は使うが、Inner strengthという概念はそれとイコールなのか、Innerの持つ意味が気になった。

2015年5月18日月曜日

結核患者のPost Traumatic Growth

日時:2015年5月18日(月)18時30分~

担当:白谷佳恵さん(本学博士修了生、横浜市立大学)

テーマ:結核患者のPost Traumatic Growthについて

直接服薬確認療法(directly observed treatment short-course)
通称DOTS (ドッツ)を受ける患者さんを対象とした調査で、
対象のPTGについて報告がありました。


路上生活をする結核患者が、保健師による生活療養支援を受けて、こんなに親身になってもらったので結核になってよかったと語るというお話が聞けました。
よくなった後のフォローがなかなかできないという話があり、結局元に戻ってしまう事例もあるとのこと。生活の支援という点から追跡調査が期待されます。

2015年3月23日月曜日

ヘルスリテラシーとSOCの関連

今年度最後のPPの会を3月16日(月曜日)開催しました。
参加者は15名でした。


3月16日の概要と次回のPPの会日程をお知らせします。


■3月16日の概要
テーマ「ヘルスリテラシーとSOCの関連」
担当:中山和弘
概要

・ヘルスリテラシーとは?ヘルスリテラシーの測定尺度
・2013年度中山先生が実施した調査結果(ヘルスリテラシーとSOCの分析)

  方法:Web調査
  対象者数:1054名
  結果
   EU8か国と比べて日本人のヘルスリテラシーは低い
   ヘルスリテラシーとSOCには相関がある
   ヘルスリテラシーとMHI(Mental Health Index)には相関がある
   など


ディスカッション

・なぜ日本人のヘルスリテラシーが低いのか
・ヘルスリテラシーはSOCに近いものを測っているのでは?
(しかし同じものを測っているわけではない)

・日本人の特徴も影響しているのではないか?
・今後の研究に向けて(測定尺度、調査、介入など)

でした。たくさん書きたいのはやまやまですがこのぐらいにしておきます。


■次回のPPの会開催日程

日時:2015年5月18日(月)18時30分~

担当:白谷佳恵さん(本学博士修了生、横浜市立大学)

テーマ(仮):結核患者のPost Traumatic Growthについて

白谷さんは保健師の経験があり博士課程をこの3月に修了されました。

博士論文では、直接服薬確認療法(directly observed treatment short-course)
通称DOTS (ドッツ)を受ける患者さんを対象とした研究に取り組み
PTG尺度も使用しています。


この日は、年度末、PPの会10周年をお祝いするため9名のメンバーで
東銀座のシチリア料理の店に行きました。 

また20周年がお祝いできますように!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

聖路加国際大学大学院看護学研究科 博士後期課程 大坂