次回のPP会は次の予定です。
参加をお待ちしています。
日時:2014年3月17日月曜日18時30分~
場所:聖路加看護大学5階506
担当:戸ヶ里泰典さん
テーマ:"personal control and mastery"
紹介文献(以下から所々抜粋で報告する予定です)
Zarit, S.H., Pearlin, L.I., Schaie ,K.W. (2003). Personal control in social and life course context. New York: Springer
Aneshensel, C.S., Phelan, J.C., Bierman, A. (2013). Handbook of the Sociology of Mental Health 2nd ed. New York: Springer
Avison, W.R., Aneshensel, C.S., Schieman, S., Wheaton, B. (2010). Advances in the conceptualization of the stress process. New York: Springer
PP会は、2004年に始めた勉強会です。毎回担当者が題材を持ちより、プレゼンテーション・ディスカッションを通じてPositive Psychologyに対する理解とその保健医療看護への応用について考えることを目的としています。
メンバーのバックグラウンドも、看護学、健康社会学、保健学、心理学、医学など、多岐にわたっています。所属も幅広い大学や研究所などです。
開催場所は、聖路加国際大学(旧聖路加看護大学)です。
参加希望者は中山までメールをください。
2014年3月13日木曜日
2014年1月31日金曜日
近年のフロー研究の歴史的系譜と外観
本日の報告は、清和大学の谷木龍男さんから「近年のフロー研究の歴史的系譜と外観」というテーマで行われました。
フローとは、人が内省的な自己意識を伴わず、深い統制感を持って、ある活動に完全に没入している時の状態。最適体験。
フローとは、人が内省的な自己意識を伴わず、深い統制感を持って、ある活動に完全に没入している時の状態。最適体験。
フローの理解を深めるディスカッションやフローをどう測定するのか、
測定の限界はどんなところにあるのか今後の研究の可能性についてなど
さまざまなディスカッションができ大変有意義な時間でした。
測定の限界はどんなところにあるのか今後の研究の可能性についてなど
さまざまなディスカッションができ大変有意義な時間でした。
2013年10月11日金曜日
Resilience in Development
本日は、聖路加看護大学博士院生の砂見さんの報告で、HandBook of Positive Psychologyより 「Resilience in Development」p117~132でした。
報告資料はこちらです。
以下、中山のツイートから。
レジリエンスを変数の関連から見た4つの効果。riskとassetによるポジティブな適応への主効果、riskのポジティブな適応への影響に対する緩衝効果、riskとポジティブな適応の間にassetが入る媒介効果、riskを予防する効果。
変数ではなく、人に焦点を当てたモデル。リスクの高低と適応の高低の2軸で、4つのグループ。リスクが高くても適応しているレジリエント群、リスクが高く適応できない不適応群、リスクが低く適応しているcompetent/unchallenged群、リスクが低く適応も低い高い脆弱性群。
レジリエンスというのは資質や能力かと思っていたが、リスクや逆境があってもポジティブに適応していく現象、その組み合わせによるプロセスを指すもので、それがなぜ起こるのかを解明しようというもの。それがわかればハイリスクの子供でも適応できる方法が見つかるから。
これはやはりあくまで子供の発達の研究での視点で、子供たちを外から客観的に見た世界の話であった。大人のレジリエンスについては、またあらためてだなあ。
報告資料はこちらです。
以下、中山のツイートから。
レジリエンスを変数の関連から見た4つの効果。riskとassetによるポジティブな適応への主効果、riskのポジティブな適応への影響に対する緩衝効果、riskとポジティブな適応の間にassetが入る媒介効果、riskを予防する効果。
変数ではなく、人に焦点を当てたモデル。リスクの高低と適応の高低の2軸で、4つのグループ。リスクが高くても適応しているレジリエント群、リスクが高く適応できない不適応群、リスクが低く適応しているcompetent/unchallenged群、リスクが低く適応も低い高い脆弱性群。
レジリエンスというのは資質や能力かと思っていたが、リスクや逆境があってもポジティブに適応していく現象、その組み合わせによるプロセスを指すもので、それがなぜ起こるのかを解明しようというもの。それがわかればハイリスクの子供でも適応できる方法が見つかるから。
これはやはりあくまで子供の発達の研究での視点で、子供たちを外から客観的に見た世界の話であった。大人のレジリエンスについては、またあらためてだなあ。
2013年7月22日月曜日
Sharing One's Story
本日のPP会では、Handbook of Positive Psychologyより「Sharing One's Story」(p573~)の紹介がありました。
問いとしては、
感情体験を書いたり話したりする利点はあるのか?
ひとに秘密を共有するように勧めるのは、精神的・心理的な健康を促進することになるのか?
があげられていました。
トラウマとなるような経験、感情を語ること、記述することのポジティブな影響について
認知的プロセスの視点や社会的プロセスの視点などから学ぶことができました。
報告資料はこちらです。
以下、中山のツイートから。
3つのプロセス。トラウマなど抑制しているものの開示の働き、記述の中のポジティブ感情単語とネガティブ感情単語といった感情カテゴリと因果をあらわす単語(because, reason)と洞察を表す単語(understand, realize)という認知的カテゴリの働き、社会的プロセス
社会的プロセスには、記述することによるソーシャルサポートの獲得、Synchrony社会的統合に妥当な言語的構成要素、感情の伝染、社会的統合を促進など。
経験を言葉に置き換えることで人は考えや感情を抑制するのをやめ、考えを組み立て、トラウマとなった経験に意味を見出し、そして社会的ネットワークに再統合する。
問いとしては、
感情体験を書いたり話したりする利点はあるのか?
ひとに秘密を共有するように勧めるのは、精神的・心理的な健康を促進することになるのか?
があげられていました。
トラウマとなるような経験、感情を語ること、記述することのポジティブな影響について
認知的プロセスの視点や社会的プロセスの視点などから学ぶことができました。
報告資料はこちらです。
以下、中山のツイートから。
3つのプロセス。トラウマなど抑制しているものの開示の働き、記述の中のポジティブ感情単語とネガティブ感情単語といった感情カテゴリと因果をあらわす単語(because, reason)と洞察を表す単語(understand, realize)という認知的カテゴリの働き、社会的プロセス
社会的プロセスには、記述することによるソーシャルサポートの獲得、Synchrony社会的統合に妥当な言語的構成要素、感情の伝染、社会的統合を促進など。
経験を言葉に置き換えることで人は考えや感情を抑制するのをやめ、考えを組み立て、トラウマとなった経験に意味を見出し、そして社会的ネットワークに再統合する。
2013年6月7日金曜日
サポートグループがなぜポジティブな効果をもたらすのか?
本日は大坂さんの発表で、「サポートグループがなぜポジティブな効果をもたらすのか?」というテーマで行われました。
報告資料はこちらです。
サポートグループで起こっていることについて紹介があり、それを踏まえて、
Positive Psychology的な視点から見ると以下のこととつながるのでは?という報告でした。
Shearing one’s story
Humor
共感と愛他主義(Empathy and Altruism)
Benefit findings
Resilience, Hardiness
人生の意味の発見
自己価値の回復
エンパワーメント
Hope
Posttraumatic growth
報告資料はこちらです。
サポートグループで起こっていることについて紹介があり、それを踏まえて、
Positive Psychology的な視点から見ると以下のこととつながるのでは?という報告でした。
Shearing one’s story
Humor
共感と愛他主義(Empathy and Altruism)
Benefit findings
Resilience, Hardiness
人生の意味の発見
自己価値の回復
エンパワーメント
Hope
Posttraumatic growth
2013年4月11日木曜日
次回は、サポートグループがなぜポジティブな効果をもたらすのか?
次回のPPの会は以下の予定で行います。
==============================
●日時:2013年6月7日(金)18時半~
●場所:聖路加看護大学506
●内容:「サポートグループがなぜポジティブな効果をもたらすのか?」
●発表者:大坂和可子(聖路加看護大学博士後期課程2年)
●内容
今回はがん患者のサポートグループに関する文献から得られた知見と
これまでのサポートグループファシリテーターの経験をもとに以下の内容を
ご紹介する予定です。
・サポートグループとは?(セルフヘルプグループとの違いは?)
・サポートグループのポジティブな効果にはどのようなものがあるのか?
・サポートグループの中で何がおきているのか?
・サポートグループがポジティブな効果をもたらすには何が重要な要素となるのか?
そしてみなさんとグループのもつ力について考えたいと思います。
==============================
ご参加をお待ちしております。
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●日時:2013年6月7日(金)18時半~
●場所:聖路加看護大学506
●内容:「サポートグループがなぜポジティブな効果をもたらすのか?」
●発表者:大坂和可子(聖路加看護大学博士後期課程2年)
●内容
今回はがん患者のサポートグループに関する文献から得られた知見と
これまでのサポートグループファシリテーターの経験をもとに以下の内容を
ご紹介する予定です。
・サポートグループとは?(セルフヘルプグループとの違いは?)
・サポートグループのポジティブな効果にはどのようなものがあるのか?
・サポートグループの中で何がおきているのか?
・サポートグループがポジティブな効果をもたらすには何が重要な要素となるのか?
そしてみなさんとグループのもつ力について考えたいと思います。
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ご参加をお待ちしております。
フローの研究
今年度最初のPP会が行われました。
内容は以下の通りでした。
日時:2013年4月5日(金)18時半~
●場所:聖路加看護大学506
●内容:「自律訓練法によるスポーツ・フローの向上」
●発表者:谷木龍男(清和大学)
●内容:フロー (flow) は、Seligmanと共にポジティブ心理学を立ち上げたCsikszentmihalyiが提唱した概念です。今回、紹介させていただく発表は、スポーツ体験の質をフローの観点から捉えた上で(スポーツ・フロー)、セルフモニタリング&リラクセーション技法である自律訓練法 (Autogenic Training) によるスポーツ・フローの向上を実証したものです。
簡単に印象に残った点を書きます。楽しさ=フローは自己と環境の相互作用で、適度な挑戦と適度なスキルから生まれ、フローの既存尺度では挑戦とスキルを測っているものが多いということでした。それはむしろ条件なので、フローそのもの=アウトカムの測定が課題だと思われます。それを、スポーツにおいて測定しようと試みた研究でした。話の中で、「楽しい体育」は失敗したという話がありました。自主的にできるよう環境の調整をしただけでは自分だけではできない生徒や学生が生まれたということです。たとえば練習が厳しく(かつて?のように体罰当たり前とか)、それだけでは楽しくない環境であったとしても、それに合わせて自分で調整して楽しめる力こそが必要だと。そこで自律訓練法が有効なのではというものでした。
フローの尺度については、主体と環境(あるいは条件)の両面からとらえられるものが開発できないものかと思われました。環境の部分は学習のために必要な環境と重なっていて、楽しく学習(あるいは成長のほうがいいか)している状況をとらえることの検討になるのではないかと考えられました。
内容は以下の通りでした。
日時:2013年4月5日(金)18時半~
●場所:聖路加看護大学506
●内容:「自律訓練法によるスポーツ・フローの向上」
●発表者:谷木龍男(清和大学)
●内容:フロー (flow) は、Seligmanと共にポジティブ心理学を立ち上げたCsikszentmihalyiが提唱した概念です。今回、紹介させていただく発表は、スポーツ体験の質をフローの観点から捉えた上で(スポーツ・フロー)、セルフモニタリング&リラクセーション技法である自律訓練法 (Autogenic Training) によるスポーツ・フローの向上を実証したものです。
簡単に印象に残った点を書きます。楽しさ=フローは自己と環境の相互作用で、適度な挑戦と適度なスキルから生まれ、フローの既存尺度では挑戦とスキルを測っているものが多いということでした。それはむしろ条件なので、フローそのもの=アウトカムの測定が課題だと思われます。それを、スポーツにおいて測定しようと試みた研究でした。話の中で、「楽しい体育」は失敗したという話がありました。自主的にできるよう環境の調整をしただけでは自分だけではできない生徒や学生が生まれたということです。たとえば練習が厳しく(かつて?のように体罰当たり前とか)、それだけでは楽しくない環境であったとしても、それに合わせて自分で調整して楽しめる力こそが必要だと。そこで自律訓練法が有効なのではというものでした。
フローの尺度については、主体と環境(あるいは条件)の両面からとらえられるものが開発できないものかと思われました。環境の部分は学習のために必要な環境と重なっていて、楽しく学習(あるいは成長のほうがいいか)している状況をとらえることの検討になるのではないかと考えられました。
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