2015年5月18日月曜日

結核患者のPost Traumatic Growth

日時:2015年5月18日(月)18時30分~

担当:白谷佳恵さん(本学博士修了生、横浜市立大学)

テーマ:結核患者のPost Traumatic Growthについて

直接服薬確認療法(directly observed treatment short-course)
通称DOTS (ドッツ)を受ける患者さんを対象とした調査で、
対象のPTGについて報告がありました。


路上生活をする結核患者が、保健師による生活療養支援を受けて、こんなに親身になってもらったので結核になってよかったと語るというお話が聞けました。
よくなった後のフォローがなかなかできないという話があり、結局元に戻ってしまう事例もあるとのこと。生活の支援という点から追跡調査が期待されます。

2015年3月23日月曜日

ヘルスリテラシーとSOCの関連

今年度最後のPPの会を3月16日(月曜日)開催しました。
参加者は15名でした。


3月16日の概要と次回のPPの会日程をお知らせします。


■3月16日の概要
テーマ「ヘルスリテラシーとSOCの関連」
担当:中山和弘
概要

・ヘルスリテラシーとは?ヘルスリテラシーの測定尺度
・2013年度中山先生が実施した調査結果(ヘルスリテラシーとSOCの分析)

  方法:Web調査
  対象者数:1054名
  結果
   EU8か国と比べて日本人のヘルスリテラシーは低い
   ヘルスリテラシーとSOCには相関がある
   ヘルスリテラシーとMHI(Mental Health Index)には相関がある
   など


ディスカッション

・なぜ日本人のヘルスリテラシーが低いのか
・ヘルスリテラシーはSOCに近いものを測っているのでは?
(しかし同じものを測っているわけではない)

・日本人の特徴も影響しているのではないか?
・今後の研究に向けて(測定尺度、調査、介入など)

でした。たくさん書きたいのはやまやまですがこのぐらいにしておきます。


■次回のPPの会開催日程

日時:2015年5月18日(月)18時30分~

担当:白谷佳恵さん(本学博士修了生、横浜市立大学)

テーマ(仮):結核患者のPost Traumatic Growthについて

白谷さんは保健師の経験があり博士課程をこの3月に修了されました。

博士論文では、直接服薬確認療法(directly observed treatment short-course)
通称DOTS (ドッツ)を受ける患者さんを対象とした研究に取り組み
PTG尺度も使用しています。


この日は、年度末、PPの会10周年をお祝いするため9名のメンバーで
東銀座のシチリア料理の店に行きました。 

また20周年がお祝いできますように!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

聖路加国際大学大学院看護学研究科 博士後期課程 大坂    

2014年12月4日木曜日

Benefit-Finding and Growth」「Making Sense of Loss, Perceiving Benefits, and Posttraumatic Growth」

日時:2014年12月4日(木)18時30分~
場所:聖路加国際大学5階
テーマ:Benefit-Finding and Growth
担当:聖路加国際大学修士課程 麓さん

麓さんは助産師のPTSDのご研究をされています。
前回9月の担当に引き続き、担当してくれました。


内容

The Oxford Handbook of Positive Psychology(2 ed.)の中の
Chapter 60「Benefit-Finding and Growth」および
Chapter 61「Making Sense of Loss, Perceiving Benefits, and Posttraumatic Growth」
の内容をまとめ発表してくれました。


ディスカッションでは以下の点について取り上げました。

・逆境の生じ方の違いによるFinding BenefitおよびPosttraumatic Growthの起こり方の違いはどうあるのか

  例として提示されていた2つの研究「がんの末期で大切な人を失った家族の研究」と
  「鉱山爆発事件で大切な人を失った家族の研究」を比較しながら話し合いました。

  連続性の中で生じる逆境と、突発的に生じる逆境での大きな違いではないか?とう意見も出ました。

・Posttraumatic Growthはどこまで正確に測定できるのか
  PTGは、何らかの逆境を経験した後に認識される成長を測るのですが
  それが本当に逆境を経験したからこそ生じた成長と言えるのか、どこまで正確に測れるのか?
  逆境を経験していない段階での測定との比較が難しいので限界があるのではないか?
  正確に測定できなければ介入の効果を検証できないのではないか?

書籍に登場する研究には、がん患者および乳がん患者を対象とした研究も多く大変興味深い内容でした。

介入を考えていく上でも重要な要素となりうるFinding BenefitやPosttraumatic Growthについて
さらに概念の違いや測定尺度について理解を深めていきたいと思いました。

次回のテーマは「ヘルスリテラシーとSOCの関連について」です。

(記録:大坂和可子)

2014年9月24日水曜日

助産師の職務上でのPTSDとポストトラウマティックグロウス、レジリエンス

本日の報告は次の通りでした。

開催日:2014年9月24日(水曜日)18時30分~
場所:聖路加国際大学 5階506
テーマ:助産師の職務上でのPTSDとポストトラウマティックグロウス、レジリエンス
担当:聖路加国際大学修士課程 麓さん

助産師の仕事は生死にかかわる場面に出会うこともあり
そのような出来事をトラウマと捉え調査した結果の報告でした。


過去のつらい経験を自由記述で回答してもらっていて、
その分析だけでも大きな仕事だと思われました。


ポストトラウマティックグロウス(PTG)とレジリエンスが類似した概念なので
これらの関連をみつつ、これらを目的変数として、経験年数などのキャリアや、
当時受けたサポートとの関連をつぶさに分析するとよいでしょう
という議論がありました。


次回は、同じく麓さんに
  • Benefit-Finding and Growth

  • についてレポートしてもらう予定です。
    日程が決まりましたら報告します。

2014年7月28日月曜日

看護師のレジリエンス

本日は次の内容でした。

場所:聖路加国際大学看護学部
担当:砂見緩子さん(聖路加国際大学博士後期課程3年)
テーマ:「レジリエンス ~概念の理解,看護への適用」
レジリエンスの概念と尺度の多様性、看護の現状とそれへのレジリエンスの応用について
あらためて考えさせられる楽しい議論でした。

発表内容
・レジリエンスの定義や予測因子、保護因子
・心の折れやすい人と折れにくい人の違い
・看護師のレジリエンスの調査結果(砂見さんのご研究)
 調査は4年目以上の看護師対象の調査と3年目以内の看護師の調査についての結果や、今年実施した看護師対象のインタビュー調査についてお話いただきました。

ディスカッション内容
・自尊感情とレジリエンスの関係性について
 レジリエンスの中に含まれるものなのか?含まれないものなのか?
・レジリエンスの測定尺度の信頼性・妥当性について
 Grotberg(1995)によるRC(Resilience Checklist)3因子(I have External Supports, I am Inner Strength, I can interpersonal and Problem-Solving Skills)21項目
・看護師のレジリエンスの調査の分析結果について
・研究におけるレジリエンスの定義について
・レジリエンスは後から獲得できるものか?特性か?
・看護師のレジリエンスとはどういうところを指すのか?(対象特性を踏まえ)
・看護師のレジリエンスを促進することでどんなアウトカムにつながるのか?
など

 実際に砂見さんが行った研究結果もご提示いただいたので概念の理解だけでなく、測定尺度やおよび分析についてなどなど幅広く学ぶことができました。

ご出席の皆様お疲れ様でした!

次回のPPの会は、9月または10月を予定しております。

(記録 大坂和可子)

2014年5月19日月曜日

首尾一貫感覚(Sence of Coherence) に関する心理学的研究

本日のPPの会は以下の通り開催されました。
14名の方にご参加いただきました。

日時:2014年5月19日月曜日18時30分~
場所:聖路加看護大学5階(予定)
担当:藤里紘子さん(筑波大学)
テーマ:首尾一貫感覚(Sence of Coherence)
     に関する心理学的研究
内容
藤里さんが博士論文として取り組んだSOCの研究について
ご発表いただきました。
SOCとハーディネスの異同の検討、日常生活における機能、精神的健康への影響について、大学生や大学院生を対象とした調査結果を分析した結果などについてご発表いただきました。

ディスカッションでは
・SOCとハーディネスの違いをどう捉えるか?
・SOCから成長に至るプロセスはどのようになっているのか?
・どんな介入をしたらSOCが向上するのか?
・SOCの向上=成長と捉えることができるのではないか?
・成長とはどのような定義で捉えられるか?
・SOCを向上するには、動員できる資源に気づくことが大切ではないか?
 (どんな人たちが自分を支えてくれているか、力を借りられそうかを意識できることが大切では?)
などなどが話し合われました。
SOCの理解が深まるディスカッションでした。

また、共分散構造分析の結果を提示していただき
結果の解釈の仕方について、下位尺度による分析の追加について
などアドバイスもあり、私自身も大変勉強になりました。



ご参加の皆様ありがとうございました。


                                          (記録 大坂和可子)

2014年3月17日月曜日

コントロール感覚(sense of control)を持つ能力

本日は戸ヶ里泰典さんからテーマ:"personal control and mastery"で報告がありました。

Perceived controlとは、困難な環境の中でmeaningful lifeを見つけるための能力で、適応機能だけでなく、 コントロール感覚を維持するための能力です。

報告の資料はこちらです。