2013年7月22日月曜日

Sharing One's Story

本日のPP会では、Handbook of Positive Psychologyより「Sharing One's Story」(p573~)の紹介がありました。

問いとしては、

感情体験を書いたり話したりする利点はあるのか?
ひとに秘密を共有するように勧めるのは、精神的・心理的な健康を促進することになるのか?

があげられていました。

トラウマとなるような経験、感情を語ること、記述することのポジティブな影響について
認知的プロセスの視点や社会的プロセスの視点などから学ぶことができました。

報告資料はこちらです。



以下、中山のツイートから。

3つのプロセス。トラウマなど抑制しているものの開示の働き、記述の中のポジティブ感情単語とネガティブ感情単語といった感情カテゴリと因果をあらわす単語(because, reason)と洞察を表す単語(understand, realize)という認知的カテゴリの働き、社会的プロセス

社会的プロセスには、記述することによるソーシャルサポートの獲得、Synchrony社会的統合に妥当な言語的構成要素、感情の伝染、社会的統合を促進など。

経験を言葉に置き換えることで人は考えや感情を抑制するのをやめ、考えを組み立て、トラウマとなった経験に意味を見出し、そして社会的ネットワークに再統合する。