2019年3月6日水曜日

2/4 PPの会の開催報告

2月4日(月)に行われたPPの会の開催報告です。
参加者は7名でした。

2019年2月4日(月) 18:30~20:30
テーマ:「中国文化を内在化しつつ日本に永住帰国した中国残留日本人孤児の
     Sense of Coherence(SOC)とその関連要員を明らかにする」
担当:石井恵美子(順天堂大学大学院 医療看護学研究科 M1)

・今回のPP会では、石井さんの修士論文の研究計画「中国文化を内在化しつつ日本に永住
 帰国した中国残留日本人孤児のSense of Coherence(SOC)とその関連要員を明らかにす
 る」についてディスカッションを行いました。
・石井さんから、中国残留日本人孤児を対象とした理由、SOCに着目した理由をお話しい
 ただき、中国で残留することになってからどのようなネットワークの中で、人生経験を
 経て過ごし、その経験のうち何がSOCへ影響したのか明らかにする、研究仮説について
 お話いただきました。
・対象の方々は中国文化を内在化しつつ、日本に永住帰国した中国残留日本人孤児で、
 様々な経験を経て、葛藤を抱きながらも日本で生活しており、現在抱える健康課題に対
 しても、今後その背景に合わせた支援が求められる方たちです。対象者がどのような資
 源を動員しているのか、対象者に合わせた看護ケアを行うためにも、大切な研究となり
 そうです。
・ディスカッションでは、仮説の整理が行われ、何を今回の研究で明らかにしようとして
 いるのか、問題の明確化が行われました。また、サンプルサイズの決め方や、SOCの設
 問の回答の難しさについてどう対処を行ったらよいか等、研究の具体的な内容について
 も意見交換が行われました。

さて次回も、ご参加いただいた方にご発表いただきます。
日程:2019年4月9日(火)18:30~20:30
場所:聖路加国際大学 会場未定(わかり次第MLにてご連絡いたします)
担当:佐久間桃子さん(筑波大学大学院リハビリテーションコース 博士後期課程)
タイトル:「頸髄損傷者にソーシャルメディアが及ぼす心理社会的影響」

季節の変わり目ですが、皆様ぜひご参加ください!

文責:萩原加奈子