7月4日に行われたPP会の開催報告です。
参加者は4名でした。
2018年7月4日(水)18:30~20:30
プレゼンター:萩原加奈子(聖路加国際大学大学院)
テーマ:Helena L, Anna-Maija P, Soili HH, and Mari kangasniemi.
A systematic review of adolescents' sense of coherence and health,
Scandinavian Journal of Caring Sciences. 2017. 31(4). 651-661
・本文献は、思春期のSense of Coherenceと健康の関連について、
23文献をシステマティックレビューしていました。
・SOCの測定には、13項目版が最も多く使われていましたが、その他、
29項目版、9項目版が使われていました。
・SOCと関連する健康としては、生活満足度などを含むQOL、
身体的活動、飲酒、喫煙などの健康行動、抑うつ状態や不安状態等の
メンタルヘルス、親のSOCや親のサポートなどの家族関係についてが
挙げられていました。
・多くの研究が横断研究だったため、今後はSOCと健康・健康行動の関連について、
縦断研究が求められると述べられていました。
・ディスカッションでは、青少年は大人と異なり、どのように健康を捉えているのか、
それによりSOCと関連する「健康」が異なるのではないかという話題が出ました。
症状に対する知識がないと、その症状が表現している状態がわからないため、
的確に「健康」という状態を表現できない可能性があるためです。
思春期の頃、皆さんは健康をどのように捉えていましたか?
さて、次回は9月頃を予定していますが、次回のプレゼンターを募集します!!
皆様、どうぞご検討いただければと思います。