9月のPP会の開催報告です。
4名の参加でした。
2017年9月4日(月)18:30~20:30
担 当:谷木龍男先生(清和大学)
テーマ:「ウェルビーイングの設計論」
第5章 ポジティブ感情
第6章 動機づけ、没頭、フロー
第7章 自己への気づきと自己への慈しみ
(https://goo.gl/KL5REg)
内 容:
・第5章以降は、ウェルビーイングの構成概念について書かれており、
それぞれを向上させるゲーム(アプリ)が紹介されていました。
・「ポジティブ感情は心理的フローリシングの5本柱の1つ。適切な範囲での
ポジティブ感情の経験が、心理的グローリシングへの上昇スパイラルを引き起こす」
SuperBetter(自分の人生そのものを、ゲームにしてしまうアプリ)
・「ゲームがストレスと不安とうつのレベルを低下させ、ポジティブ感情を
生じさせるのに有効。」「ソーシャルネットワークはポジティブにもネガティブにも
ウェルビーイングに影響を与える。」
・「目標設定はマインドフルネス(未来への計画を手放し、判断を避けつつ、
『今、ここにある状態で十分である』という気づきを得るための方法)と
正反対の行為。」
・ポジティブな変化を促す選択肢設計者としてのデザイナー:
ナッジ理論、リバタリアン・パターナリズム
「選択肢を取り除くことなく、健全な意思決定を支持しながら、政策や情報などを
デザインする」
・「ゲームは、没頭させる力を持つ。内容だけでなく、どのようにゲームが体験され、
誰と一緒に行うか、社会的文脈やゲームの構造が決定的な要因となる。」
・「自省(self-examination)、内観(introspection)、自己への気づき(self-awareness)」
メンタルヘルス治療法としての内省。
MoodGym、Beating the Blues、Drinking Coach、Panic Attacksなど。
・「適切な種類や適切な量の内省。」
「自己への慈しみ、感謝が過剰な内省に対する解毒剤となる。」
・ソーシャル・メディア デジタルな自己演出(Selfing)につながる
自己主義の拡大:自己の尊重や主体性、自己主張、外向性
次回は、今回ご紹介いただいた本の続きを予定しています。
日 程:2017年11月20日(月)18:30~20:30
場 所:聖路加国際大学 506教室
テーマ:「ウェルビーイングの設計論」
第8章 マインドフルネス
第9章 共感
担 当:谷木龍男先生(聖和大学) [第8章]
戸ヶ里泰典先生(放送大学) [第9章]