7月30日に行われたPPの会の開催報告です。
参加者は7名でした。
7月30日(火)18:30~
場所:聖路加国際大学本館 506教室
担当:戸ヶ里泰典先生(放送大学)
テーマ:文献紹介(前回の続き)
Ryff CD. Psychological Well-Being Revisited: Advances in the Science and Practice
of Eudaimonia. Psychother Psychosom 2014; 83: 10-28.
・今回は、前回の論文の続きで、心理的ウェルビーイング(Psychological well-being)
に関する臨床研究や介入研究、今後の課題について読みました。
・様々な介入研究の結果、well-beingと精神疾患との関連が明らかとなり、いずれも
身体的健康、生物学的機能、神経生理学的にも効果が認められ、全般的にwell-being
を高めることがわかりました。
・アメリカで行われているMIDUSと合わせて、日本でもMIDJA(Midlife in Japan)が
長期的な大規模追跡調査として行われていました。
・しかし、Ryffが示した心理的ウェルビーイングの6つの主要な次元に対し、何が
どのように関わっているか、ということまでは明らかになっていませんでした。
・今後、異なる水準(現象学、生物学、遺伝学、神経科学など)にまたがる分析が必要に
なりそうです。
次回の予定は下記となっています。
10月10日(木)18:30~
場所:聖路加国際大学 本館506教室
担当:中山和弘先生(聖路加国際大学)
テーマ:(未定)
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