2018年4月20日金曜日

3/30 PP会の開催報告

ご報告が遅くなってしまいましたが、
3月30日に行われたPP会の開催報告です。
参加者は5名でした。

2018年3月30日(金)18:30~20:30
プレゼンター:戸ヶ里泰典先生(放送大学)
テーマ:「ウェルビーイングの設計論」(https://goo.gl/KL5REg)
    第10章 思いやりと利他行動

・思いやりcompassion
 ジェニファー・ゴエツらの定義
 「他者の来る霜を目の当たりにした際に生じる感情で、
  助けたいという欲求を引き起こすもの」
 愛情とは違い「苦しみを目の当たりにした結果生じるもの」
 共感とは違い「目の前の相手の状態がミラーリングされて生じる感情ではない」
・思いやりと利他性の研究
 思いやりは共感と利他行動の媒介変数(p.300 図10-1引用)
  
・利他性とウェルビーイング
 他者のためにかける金額と個人的well-beingとの間に
 収入、文化にかかわらず強い相関がある
 (136か国の研究で、慈善団体への寄付が家計所得が倍になるのと同じくらい
  幸福感を高める効果をもっていた)
・思いやりは手段なのか?目的なのか?
 本来は思いやりを受けた人がHappyになるもの…
・思いやりをはぐくむ介入策は瞑想がメイン
・進化的感情評価に関する理論によると、思いやりが生じる可能性が高まるのは、
 以下の条件:関連性/類似性、目標の一致/公平さ、対処できるという自信/能力
・他の人の思いやりを目の当たりにすること、自分自身の行動を省みるための
 手助けをすることは、思いやりや利他性をはぐくむ効果的方法
・Self-Compassion
 感情疲労の仕事をしている人(看護師、警察官等)への教育場面で活用されている
 マインドフルネスなど仏教の考えに基づく

次回は、6月下旬頃を予定しています。
詳細が決まりましたら、こちらにアップします。
 


0 件のコメント:

コメントを投稿